医師から“植物状態”といわれたマテウシュだったが、家族の愛情を受け多感な子ども時代を過ごす。心から愛を注いでくれた父の突然の死にも、父から教わった星空を見上げる歓びを忘れることはなかった。向かいのアパートに住む少女への淡い恋、日々の寂しさを忘れて彼女と過ごした甘美な時間、そして突然訪れる別れ。だが、成長と共にマテウシュは家族に疎まれてゆく。ある日、姉は結婚を期に、彼を病院に入れてしまう。憤りと不満を母や看護師にぶつける毎日だったが、美しい看護師マグダが現れ、マテウシュは彼女と心を通わせるようになってゆく…。
新着映画情報
『幸せのありか』
原題:Chce się żyć/Life Feels Good
配 給 : | アルシネテラン |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年12月13日 |
映画館: | 岩波ホールほか全国順次公開 |
ダヴィト・オグロドニク |
監督:マチェイ・ピェブシツア |
2013/ポーランド/ポーランド語/シネマスコープ/5.1ch/107分/字幕翻訳:堀池明 |
窓の向こうに無限に広がる人生があった。
1980年代、ポーランド民主化へと大きく揺れ動いた時代、幼いマテウシュは知的障害と言われ、身体にも重度の障害があり、家族とのコミュニケーションもままならない。しかし、実際の彼は健常者と同じように悩む、ロマンチックな心の持ち主だった。 本作は社会が変動する中、あたたかい家族の愛情に包まれながら、マテウシュが子供から青年へとさまざまな経験を通して大きく成長してゆく姿を描く。モントリオール、グディニア、シカゴ、トフィフェスト、ポーランド映画賞など世界の映画祭で数々の《観客賞》を受賞した感動作。
©TRMWAY SP.Z.O.O INSTYTUCJA FILMOWA „SILESIA FILM”, TVP S.A, MONTERNIA.PL. 2013