紛争地帯をはじめ、世界が抱える問題の真実の姿を写真にとらえる―。報道写真家のレベッカを突き動かすのは、名誉や報酬だけではない、「誰にも気づかれない現実」を皆に知らせたいという、使命感に近い想いだった。そんな彼女が、自爆テロに巻き込まれ危うく命を落としかけたことで転機を迎える。「君の生き方を愛している」といってくれた優しい夫、そして彼に任せきりにしていた娘たちと、遠い距離を隔てていても強い絆で結ばれていると思っていた。しかし一家は、レベッカの想像以上に彼女の身を案じて気疲れ、やがて彼女の無謀さに反感すら覚え始めていたのだった。
家族の幸せのために、取材の依頼を断り家族との時間を取り戻そうとするレベッカ。だが、報道写真家という職業への情熱を捨て去ることができない。そんな時、ケニアの難民キャンプを撮影するという仕事が舞い込む....。
新着映画情報
『おやすみなさいを言いたくて』
原題:A Thousand Times Good Night
配 給 : | KADOKAWA |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年12月13日 |
映画館: | 角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー |
ジュリエット・ビノシュ |
監督:エーリク・ポッペ |
2013/ノルウェー・アイルランド・スウェーデン/118分 |
愛する家族か?使命ある仕事か?彼女が選ぶのは──
「イングリッシュ・ペイシェント」のジュリエット・ビノシュが、母として、妻として、報道写真家として、ひたむきに生きる女性を熱演する。監督はノルウェー出身のエーリク・ポッペ。元報道写真家という異色の経歴を持ち、自らの実体験に基づく物語として誕生した本作は、仕事と家族とのあいだで葛藤する主人公の愛と苦悩をリアルに描く。2013年モントリオール世界映画祭審査員特別賞受賞など多数の賞を受賞した話題作。
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