幼少期に犯罪に巻き込まれた明瀬桂人と冴木裕一。大人になった桂人は記憶に苛まれ、人と肌を重ねる事に穢れを感じる様になっていた。目的無く続けるフランス文学の翻訳作業。心を病み入院をしている同級生で恋人の香里との電話。最低限の人との関わりの中で生きる彼の元に、高校を卒業して以来疎遠になっていた冴木から「久しぶりに会わないか?」と連絡が入る。
そして....、二人が再会した夜、桂人の部屋で顔見知りのデリヘル嬢が殺された。取り調べを受ける桂人に刑事が告げる「冴木裕一は全国指名手配中の容疑者だ」 一つの殺人事件が、凄惨な記憶に歪まされた彼らの人生を炙り出す。そしてラストに明かされる衝撃の真実。
新着映画情報
柳楽優弥 |
監督:松本准平 |
2014/日本/110分/R15+ |
悪はいったい、どこからくるのか。
芥川賞受賞(『土の中の子供』)作家、中村文則の同名小説を映画化。幼少期に犯罪に巻き込まれた二人の少年。成長した彼らが再開した夜、一つの殺人が起きる。なぜ彼らは再会したのか。そしてなぜ殺したのか。ラストに明らかになる“最後の命”の意味。原作者の中村文則は言う、「本当の希望は悲劇を通り越した向こうにある。」忌まわしい記憶のなかで、もがき続ける彼らがラストに手にする希望とは─。主演は「誰も知らない」の柳楽優弥。
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