スイス、ベルンの高校で古典文献学を教えるライムント・グレゴリウスは、ラテン語とギリシア語に精通する、知性と教養に溢れた人物。5年前に離婚してからは孤独な一人暮らしを送り、毎日が同じことの繰り返しだが、特に不満は無かった。だが、学校へと向かうある嵐の朝、吊り橋から飛び降りようとした女を助け、彼女が残した1冊の本を手にした時から、すべてが変わる─。
本に挟まれたリスボン行きの切符を届けようと駅へ走り、衝動的に夜行列車に飛び乗ってしまうライムント。車中で読んだ本に心を奪われた彼は、リスボンに到着すると、作者のアマデウを訪ねる。彼の妹が兄は留守だと告げるが、実は若くして亡くなっていたと知ったライムントは、彼の親友や教師を訪ね歩く。医者として関わったある事件、危険な政治活動への参加、友を裏切るほどの情熱的な恋─、アマデウの素顔と謎が解き明かされていく。そして遂に、彼が本を著した本当の理由に辿り着くのだが──。
新着映画情報
『リスボンに誘われて』
原題:Night Train to Lisbon
配 給 : | キノフィルムズ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年09月13日 |
映画館: | Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー |
ジェレミー・アイアンズ |
監督:ビレ・アウグスト |
2012/ドイツ・スイス・ポルトガル/英語/ヴィスタビジョン(1:1.85)/111分/字幕翻訳:日高理都子 |
ページをめくるたび、人生が色鮮やかに輝いていく。
スイス人作家パスカル・メルシエのベストセラー小説『リスボンへの夜行列車』を原作に、「ペレ」「愛と精霊の家」「マンデラの名もなき看守」のビレ・アウグストが映画化。1冊の本に導かれるようにリスボンを訪れ、“本物の人生”を見つけていく主人公ライムント・グレゴリウスに、イギリスを代表する名優 ジェレミー・アイアンズ。ライムントを魅了する本の著者アマデウを演じるのは、「アメリカン・ハッスル」(13)でも注目されたジャック・ヒューストン。
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