「開演5分前」の声に、ステージへ向かうギヨーム・ガリエンヌ。俳優としての成功を手にした彼は今日、ハプニングとサプライズの連続だった自らの青春時代を演じる。最初の台詞は、「ママ」。なぜかいつも不機嫌だけれど、この世でいちばん大切な人だ。満員の観客席を前に、ギヨームの物語が始まる──。
3人兄弟の末っ子で、ママに女の子のように育てられたギヨームは、ゴージャスでエレガントなママに憧れ、スタイルから話し方まですべてママを真似していた。兄弟や親戚からは100%ゲイだと思われていたが、なんとか息子を男らしく方向転換させたいパパに、無理やり男子校の寄宿舎に入れられてしまう。そこでイジメにあったギヨームはイギリスの学校に転校、親切にしてくれた男子生徒への初恋に破れ、人生最初の絶望を味わう。自分のセクシュアリティを見極めようとトライしたナンパも、とんでもない結末に! うまくいかない人生に疑問を感じ始めたギヨームは、“本当の自分”を探す旅に出るのだが──。
新着映画情報
『不機嫌なママにメルシィ!』
原題:Les garçons et Guillaume, à table!/ Me, Myself and Mum
配 給 : | セテラ・インターナショナル |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年09月27日 |
映画館: | 新宿武蔵野館ほか全国順次公開 |
ギヨーム・ガリエンヌ |
監督:ギヨーム・ガリエンヌ |
2013/フランス・ベルギー/フランス語・英語/シネマスコープ/87分/字幕翻訳:古田由紀子 |
人生はちょっとフクザツ・・・?
フランスが誇る国立劇団コメディ・フランセーズの演技派俳優ギヨーム・ガリエンヌ(「イヴ・サンローラン」)が、監督デビューを果たした自伝的作品。ギヨームは主人公の“ボク”だけでなく、女装して“ママ”まで演じて、セザール賞5部門を制覇。女の子が欲しかったママに育てられたギヨームが、人生の苦難をすべて笑いに変え、“本当の自分”を見つけるまでのサクセスストーリー。
©2013 LGM FILMS, RECTANGLE PRODUCTIONS, DON’T BE SHY PRODUCTIONS, GAUMONT, FRANCE 3 CINEMA, NEXUS FACTORY AND UFILM