新着映画情報
『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』
配 給 : | ドマ |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年09月27日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにてロードショー |
イナキ・オチョア・デ・オルツァ |
監督:パブロ・イラブ |
2012/スペイン/英語・スペイン語・ロシア語・ネパール語/ヴィスタビジョン/81分/字幕翻訳:大西公子 |
一人の男を救うために、世界10カ国の登山家が集結した。 “生きること”を感じる、感動のドキュメンタリー
“キラー・マウンテン(死の山)”と呼ばれるアンナプルナ(ヒマラヤ山脈に属する山群)。世界で最も危険な山として知られ、登山者の5人に2人が命を落としているという。特にアンナプルナ南壁は、世界で最も危険なルートと言われ、山頂まで8,000メートルの道程の中、標高7,500メートル地点で7キロも続く尾根を横断しなければならない。
2008年5月、スペインのベテラン登山家イナキ・オチョア・デ・オルツァは、頂上に向かう途上で高山病に襲われるという危機的な状況に陥り、同行者のホリアがSOSを発した。その報を受けた世界10カ国の12人の登山家たちは救出活動に向かう。2013年10月アンナプルナ南壁単独登頂に成功したスイスの登山家ウーリー・ステックは、自らの登山プランを断念してまで参加した。ほかにも2014年ピオレドール賞審査員に選ばれたロシアの登山家デニス・ウルブコ、さらには2013年5月にエベレストで亡くなったロシアを代表する登山家アレクセイ・ボロトフなど、数多くの世界的に有名な登山家たちが躊躇なくアンナプルナへ向かったのだ。
それから数年後、カメラは、この救出活動に参加した12人を世界各国に訪ねる旅に出て、当時の貴重な映像を織り交ぜながら、イナキの救出活動を振り返った。彼らの言葉には、山で命の駆け引きをする登山家たちのゆるぎなき信念とともに、人間の尊厳や生きることについての心を揺さぶる力強い言葉の数々があふれていた。