“21世紀のパガニーニ” デイヴィッド・ギャレットが、 5億円の名器ストラディヴァリウスで奏でる、超本格的音楽映画
1830年、イタリア。ヴァイオリニストのニコロ・パガニーニは天才と称えられ、華々しいキャリアの絶頂にいた。女、酒、ギャンブルと、不道徳きわまりない私生活を送っていたが、突然現れてマネージャーを買って出た謎の男ウルバーニが、彼に大成功をもたらしたのだ。ヨーロッパ全土で、パガニーニがまだ名声を獲得していないのは英国だけだった。そんななか、指揮者のワトソンが全財産を投げ打って、パガニーニをロンドンに呼び寄せる。パガニーニは、歌手を目指すワトソンの娘シャーロットと出会い、まだ原石だった彼女の美声を開花させる。音楽を通じて深い絆で結ばれ、初めて本当の愛を知るパガニーニ。しかし、パガニーニが己の手から離れることを恐れたウルバーニが、残酷な計画を練り始める。そしてついに、ロイヤル・オペラ・ハウスでの初日を迎えるのだが──。