村の共同所有だった炭鉱の利益が実業家に独占されたことに怒った山西省の男。妻と子には出稼ぎだと偽って強盗を繰り返す重慶の男。しつこく迫る客に我慢できず切りつける湖北省の女。ナイトクラブのダンサーとの恋に苦悩する広東省の男――。虐げられ苦悩する彼らが起こす衝撃の結末とは?ごく普通の人びとである彼らはなぜ、罪に触れてしまったのか?
新着映画情報
『罪の手ざわり』
原題:天注定 / A Touch of Sin
配 給 : | ビターズ・エンド、オフィス北野 |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年05月31日 |
映画館: | Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー |
チャオ・タオ |
監督・脚本:ジャ・ジャンクー |
2013/中国・日本/129分 |
この世の定めか、あゝ無常――。
ジャ・ジャンクーが、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した「長江哀歌」(06)以来7年ぶりに手がけ、第66回カンヌ国際映画祭脚本賞に輝いた長編劇映画。デビュー作「一瞬の夢」(97)以来、つねに今を生きる人びとを真摯に見つめてきたジャ・ジャンクーが、中国でここ数年に実際に起こった4つの事件を基に、急激に変貌する社会の中で時代の波に乗り遅れ、もがきながらひたむきに生きる人たちをパワフルに描く、衝撃と慟哭の物語。
©2013 BANDAI VISUAL, BITTERS END, OFFICE KITANO