ジャカルタのインターナショナル・スクール。卒業間近の学生20人が在籍する哲学クラスで、卒業試験として思考実験の課題が与えられる。それは、「迫りくる核の大惨事に備え、地下シェルターに入るにふさわしい人間を、自分たちの中から論理的に選び出せ」というものだった。シェルターには10人しか入れない。選ばれなかった者は必然的に死に直面することになる。いつもの教室が突然、核の要塞に変り、核による滅亡の恐怖が現実のものになる。職種をベースに性格や宗教観、男女の性などが加味され、仮想終末世界での討議が進められる。この斬新な授業を進める中で、次第に変化していく生徒達。そして、仮説と現実の境界線があやふやになり、彼らのとる決断は致命的なものになっていく。果たして、この教室にはどんな結末が待ち受けているのか。
新着映画情報
ソフィー・ロウ |
監督・脚本:ジョン・ハドルズ |
2013/アメリカ・インドネシア/英語/107分 |
世界の終わりに誰と生き、誰を見捨てるか? バーチャルとリアルが交錯する、終末後の仮想サバイバル討論会!
特定の状況下に置かれた人間の心理的変遷を描いた「エス〜es〜」「THE WAVE ウェイヴ」などの流れ汲む、インドネシア発の実験的作品。バーチャルとリアルが交錯する映像とともに、突如与えられた役割、職業のもと、終末後の仮想サバイバル討論会が繰り広げられる。
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