1954年、イタリア・ミラノのデジオ教授は世界最高峰のエベレストよりも過酷と言われる世界第2位の高峰K2の初登頂を果たすため、最強のアルピニスト・チームを集結させた。強靭な足腰と精神力を持つ青年ボナッティは、厳しいトレーニングを積み、最年少ながら12人の遠征隊の一員に選ばれ、K2制覇に向けて登頂を開始する。行く手には様々な困難が待ち受けていたが、クライマー達は闘志と結束力で乗り越えていく。高所でも無類の強さで仲間を支えるボナッティだったが、最終的にデジオが登頂アタックのクライマーに選んだのは、コンパニョー二だった。しかし、ボナッティに初登頂の偉業を奪われることを危惧したコンパニョーニは、ボナッティと合流する予定地よりも遥かに高い位置にキャンプを設け、妨害を企てる。何も知らず、必死の思いで酸素ボンベを荷揚げしていたボナッティであったが、到着した予定地には何もなく、疲れ切ったハイポーターとともに必死のビバーグを余儀なくされる。そして、そんなボナッティが荷揚げした酸素ボンベで、コンパニョー二と彼に選ばれたラチェデッリはK2登頂へ出発するのであった・・・。
新着映画情報
『K2 初登頂の真実』
原題:K2 - La montagna degli Italiani
配 給 : | Republic-A |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年05月10日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町にてロードショー |
マルコ・ボッチ |
監督:ロバート・ドーンヘルム |
2012/イタリア/イタリア語/ヴィスタビジョン(1:1.85)/ドルビーデジタル/120分/字幕翻訳:吉川美奈子 |
世界最難関の高峰「K2」初登攀の栄光の陰に隠された、 地上8,000メートルの真実が、60年の時を経てついに明らかとなる。
世界最難関の高峰K2(8,611m)。それは世界最高峰のエベレストよりも登頂が圧倒的に困難とされる標高世界第2位の「非情の山」。1954年、その名誉ある初登頂を果たしたのは、アキッレ・コンパニョーニ、リーノ・ラチェデッリの二人。本来であれば、その偉業を達成した二人は国を挙げて祝福されるはずだった。しかしイタリアは「登頂は隊全体の名誉」として、長い間その名前を公表しなかった。その陰で、50年以上に亘って初登頂をめぐりクライマー達の思惑、そして名誉を懸けた訴訟が繰り広げられていた。果たして1954年のイタリア隊によるK2初登頂の陰に何があったのか?
「ラ・ボエーム」(08)のロバート・ドーンヘルム監督が圧倒的な映像美とスケールで描く本格山岳ドラマ。
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