フランス人の妻マリーと別れて4年。今はテヘランに住むアーマドが正式な離婚手続きをとるためにパリに戻ってくるが、マリーはすでに新しい恋人サミールと彼の息子、娘たちと新たな生活をはじめていた。だが、娘からアーマドに告げられた衝撃的な告白から、妻と恋人、その家族の明らかにされなかった真実が、その姿を現し、さらなる疑惑を呼び起こしていく。
新着映画情報
『ある過去の行方』
原題:Le Passe / The Past
配 給 : | ドマ、スターサンズ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2014年04月19日 |
映画館: | Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
ベレニス・ベジョ |
監督:アスガー・ファルハディ |
2013/フランス・イタリア/フランス語・ペルシャ語/ヴィスタビジョン/130分 |
心の底に沈んだ記憶と秘めた思いが蘇るとき、謎は、さらなる謎を呼ぶ。
「別離」(11)でアカデミー賞外国語映画賞、ベルリン国際映画祭金熊賞をはじめ90冠以上の映画賞を総なめにした、アスガー・ファルハディ監督の最新作。イラン社会の縮図を描いてきたファルハディ監督が「過去を扱うストーリーを語るとき、パリのように過去がにじみでる街を舞台にする必要があった」と、はじめて外国を舞台にして挑んだ意欲作。子連れのカップルが再婚しようとするが、娘の告白がきっかけで、それぞれの過去、本当の想いが次々と明らかになり、見えなかった真実が浮き彫りになっていく様子をサスペンスタッチで鋭く描いていく。「アーティスト」のベレニス・ベジョが主人公マリーを演じ、カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。共演は「預言者」のタハール・ラヒム。
©Memento Films Production – France 3 Cinema – Bim Distribuzione – Alvy Distribution – CN3 Productions 2013