執事の名はセバスチャン。知識と実力、品格と容姿を兼ね備え、非の打ち所があるとすれば性格の悪さだけという、万能にして忠実な執事。仕える主人は、巨大企業の若き総帥にして、幻蜂(げんぽう)家当主、幻蜂清玄(きよはる)伯爵。実の名は汐璃(しおり)であり、女であることを隠して生きる男装の令嬢で、その過去に壮絶な傷を持つ。二人をつないでいるのは、命と引き換えの絶対的な主従関係。そんなただならぬ関係の二人は、伯爵家に代々伝わる女王からの密命を受ける「女王の番犬」という裏の顔を持つ。そして、二人は女王から大使館員の“連続ミイラ化怪死事件”の解決を言い渡された。現場に残されたのはタロットカード。時同じくして、街から少女たちが失踪する事件が起きていた。万能な執事セバスチャンの追及により、二つの事件を結ぶ「黒い招待状」へと辿りつくが・・・。
新着映画情報
水嶋ヒロ |
監督:大谷健太郎 |
2013/日本/119分 |
その執事― 完璧にして冷酷、忠実にして無礼。
原作はシリーズ累計発行部数1600万部(海外分含む)突破の大ヒットコミック『黒執事』。映画版では原作者の承認を得て、原作から舞台を変え、新しいストーリーを構築した。脚本は、「ストロベリーナイト」「謎解きはディナーのあとで」の黒岩勉が担当。張り巡らされた伏線や推理戦に加えて、華麗なアクション、そしてコミカルな要素も忘れない、贅沢なダーク・アクション・ミステリーを作り上げた。完璧で冷酷な美しい執事・セバスチャンを演じるのは、3年ぶりのスクリーン復帰となる水嶋ヒロ。主人・幻蜂清玄(汐璃)には剛力彩芽。
©2014 枢やな/スクウェアエニックス ©2014 映画「黒執事」製作委員会