昭和11年。田舎から出てきた純真な娘・タキは、東京郊外に建つ少しモダンな、赤い三角屋根の小さなお家で、女中として働きはじめた。そこには、若く美しい奥様・時子と旦那様・雅樹、そして可愛いお坊ちゃまが、穏やかに暮らしていた。しかしある日、一人の青年・板倉が現れ、奥様の心があやしく傾いていく。タキは、複雑な思いを胸に、その行方を見つめ続けるが―。それから60数年後の現代。晩年のタキが大学ノートに綴った自叙伝には、“小さいおうち”で過ごした日々の記憶が記されていた。遺されたノートを読んだ親類の健史は、秘められ続けてきた思いもよらない真実に辿り着く―。
新着映画情報
松たか子 |
監督:山田洋次 |
2014/日本/136分 |
あの小さな家に閉じ込めた、私の秘密
第143回直木賞受賞作『小さいおうち』を山田洋次監督が映画化。小さいおうちに封印された秘密が、60年の時を経て紐解かれる、切なくもミステリアスな物語。
© 2014「小さいおうち」製作委員会