優れた味覚と料理の腕を持つが、気の強さが仇となり1年で離縁された春は、加賀藩の料理方である舟木伝内にその才能を買われ、息子の嫁にと懇願されて2度めの結婚を決意。舟木家は代々、藩に仕える由緒ある包丁侍の家。しかし、夫となる跡取りの安信は料理が大の苦手、しかも4つも年下。春は、姑の満(みつ)の力も借りながら、必死に夫の料理指南をはじめるが…。
新着映画情報
上戸彩 |
監督:朝原雄三 |
2013/日本/121分 |
“刀”ではなく“包丁”で、藩に仕え、料理で動乱を乗り越えた実在の家族の物語。
江戸時代、将軍家や大名家には、主君とその家族の食事をまかなう武士の料理人たちがいた。限られた予算の中、食材選びから、毎食の献立を考え調理し、時には諸国大名をもてなす豪勢な饗応料理を仕切る。刀を包丁に持ち替えて主君に仕える武士たちを人々は揶揄と親しみを込めて“包丁侍”と呼んだ―。本作は、そんな包丁侍の家に嫁いだ料理上手の娘・春が、剣の腕は立つのに、包丁捌きはさっぱりの夫・安信とぶつかり合い、時にすれ違い、次第に心を通わせながら夫婦愛と家族の絆を深めてゆくユーモア溢れるヒューマンドラマ。監督は「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三。
© 2013「武士の献立」製作委員会