何ものかに操られた人形が、若い看護師たちに危害を加えた心霊現象「アナベル事件」(68年)を解決したことをきっかけに、エドとロレインのウォーレン夫妻は一躍有名になる。エドはカトリック教会が唯一公認した悪魔研究家で、ロレインには透視能力があったが、彼らは撮影や録音なども駆使し、科学的見地を取り入れた調査を行っていた。どんなケースもすべて研究結果として公表していた彼らが、誰にも語らなかった事件がひとつだけある──。
時は1971年、ロードアイランド州ハリスヴィル。ロジャーとキャロリンのペロン夫妻と5人の娘たちが、野中にポツンと建つ古びた一軒家に引っ越して来た。一家は新しい生活に胸を躍らせていたが、なぜか愛犬のセイディーは決して家に入ろうとしない。 翌朝から、様々な異変が一家を襲う。室内は外よりも寒く、死臭のような臭いが漂っている。なぜか家中の時計が全て3時7分で止まり、キャロリンの身体に原因不明の痣ができる。しかし、何よりも家族にショックを与えたのは、セイディーの変わり果てた姿だった。 夜になると、寝ている間に脚を引っ張られた、何かがドアの陰にいると口々に訴える娘たち。娘の一人は、その何かに「この一家を皆殺しにする」と囁かれたと心の底から脅えている。別の夜、誰もいないはずの地下室から物音が聞こえ、様子を見に行ったキャロリンが、暗闇の中に閉じ込められてしまう。間違いない。この館のように広い家には、確実に“何か”がいる。
一家はウォーレン夫妻に助けを求める。夫妻が周辺の土地を調べると、そこには耳を疑う血と闇の歴史があった。家族を救おうと立ち上がる夫妻を迎え討つ凄絶な力が、遠く離れた彼らの一人娘にまで魔の手を伸ばす。果たして、館に巣食うものの正体とは──?
新着映画情報
『死霊館』
原題:The Conjuring
配 給 : | ワーナー・ブラザース映画 |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年10月11日 |
映画館: | 新宿ピカデリーほか全国ロードショー |
ベラ・ファーミガ |
監督:ジェイムズ・ワン |
2013/アメリカ/シネマスコープ/5.1ch /112分/字幕翻訳:佐藤真紀/PG12 |
40年もの間、関係者全員が口を閉ざし続けたある<実話> 今、「ソウ」の監督が<門外不出の恐怖>を解き放つ―!
私たちが暮らすこの世界では、日々科学が進歩しているが、それでも不可解な超常現象が姿を消すことはない。アメリカには数多くの心霊研究家が実在するが、なかでも1960年代から活躍を始めたウォーレン夫妻は、数々の心霊現象を解決し、その名を馳せてきた。ふだん夫妻のもとに寄せられる数多くの“事件”は、実はその大半が科学的に解明できるもので、彼らもそれをありのままに報告している。そんな夫妻が100%本物と認め、あまりにも邪悪すぎるために、40年以上もの間、極秘にしてきた事件がひとつだけある。
その実話を、「ソウ」「インシディアス」のジェームズ・ワン監督が発掘。“真実の恐怖”に人間がどこまで耐えられるかを実験するかのような、凶暴なまでの衝撃作を完成させた。 出演は、ウォーレン夫妻に、「プロメテウス」のパトリック・ウィルソンと「エスター」のヴェラ・ファーミガ。“死霊館”を買ってしまった夫婦には、「きみがぼくを見つけた日」のロン・リヴィングストンと「パブリック・エネミーズ」のリリ・テイラー。
© 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.