舞台は、絶望に覆われ灰色に染まった大都市。生きる意欲も希望も見出せない人々は、次から次へ自殺をはかっていた。そこで唯一、あたたかな灯をともし、繁盛しているのが10代続く老舗の自殺用品専門店だった。店内には、首つりロープ、腹切りセット、毒リンゴ、様々な種類の毒薬が所狭しと並んでいる。店を営むのは、超ネガティブ思考のトゥヴァシュ一家。父のミシマと母のルクレスをはじめ、長女のマリリン、長男のヴァンサン全員がクスリとも笑ったことがない。ところがある日、明るく無邪気な赤ちゃん(アラン)が誕生したことで、家族の中で何かが崩れ始めるのだった…。
新着映画情報
『スーサイド・ショップ』
原題:Le Magasin des Suicides
配 給 : | コムストック・グループ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年09月07日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町ほか2D/3D全国公開 |
(声の出演) |
監督・脚本:パトリス・ルコント |
2012/フランス・ベルギー・カナダ/フランス語/79分/PG12 |
ようこそ、自殺用品専門店へ。ステキな “人生”をご提供いたします。
「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」など数々の名作を生み出してきたフランスの巨匠パトリス・ルコントが、フランスの人気作家ジャン・トゥーレのベストセラー小説を基に、ミュージカル仕立てで描いた家族の愛の物語。登場人物の名前が、“ミシマ”や“マリリン”など自殺した有名人の名前であったり、ミュージカルの歌詞にもブラックユーモアを存分に効かせながらも、 “命は強く、人生は美しい”というメッセージがしっかりと込められている。“実写ではきっと描けなかった”という、ルコント監督初の3Dアニメーション作品。
© 2012 Diabolo Films, La Petite Reine, ARP, France 3 Cinema, PCF Magasin des Suicides le film Inc., Entre Chien et Loup, RTBF