モントリオール在住の小説家で、国語教師のロランスは、美しく情熱的な女性フレッドと恋をしていた。30歳の誕生日、ロランスはフレッドにある秘密を打ち明ける。「僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ」。それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難する。2人がこれまでに築いてきたもの、フレッドが愛したものが否定されたように思えたのだ。しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、ロランスの最大の理解者、支持者として、一緒に生きていくことを決意する。メイクを教え、女性の服装で生活すべきだと促すも、モントリオールの田舎町で生活するのは困難がつきまとう。あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、ふたりはお互いにとっての"スペシャル"であり続けることができるのか…?
新着映画情報
『わたしはロランス』
原題:Laurence Anyways
配 給 : | アップリンク |
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公開日: | 2013年09月07日 |
映画館: | 新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
メルヴィル・プポー |
監督・脚本:グザヴィエ・ドラン |
2012/カナダ・フランス/フランス語/1.33:1/168分 |
愛がすべてを 変えてくれたら いいのに
彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。どこにも行けない“愛”に果敢に挑戦するふたりの、とても“スペシャル”な、ラブストーリー。 現在24歳。既にカンヌの常連にして、ガス・ヴァン・サントを虜にした才能の持ち主、グザヴィエ・ドランと、実力派俳優たちによる、心揺さぶる衝撃作。
“女になりたい男”ロランス役を「ぼくを葬る」「ブロークン・イングリッシュ」のメルヴィル・プポー、ロランスの母役を「アメリカの夜」のナタリー・バイ、ロランスの恋人フレッドを、ドラン監督の処女作「マイ・マザー/青春の傷口」にも出演したスザンヌ・クレマンが演じ、2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門で最優秀女優賞を受賞した。