2154年。人類はスペース・コロニー“エリジウム”に住む富裕層と、荒廃した地球に住む貧困層とに二極分化されていた。“エリジウム”は永遠の命が手に入る人類の理想郷。どんな不治の病でも一瞬で完治する特殊な再生装置が存在した。地球に住む人々の頭上の空には“エリジウム”が幽かに浮かんでいる。手を伸ばせば届きそうなのに、決して到り着けない場所―。
エリジウム政府高官のローズはエリジウムの完璧なまでに美しい生活を維持する為に、地球からの“移民”を禁じ、非情なまでに密入国者を一切排除していた。地球に住むマックスは、事故により余命はあと5日間。<生きたい―>。その強い思いから‘永遠の命’を手に入れるべくエリジウム行きを決断。だが、エリジウムへ行ける唯一の方法は、レジスタンス軍の兵士として、ある任務を遂行する以外、なかった。自らの身体にコンピューターを埋め込み、命の危険にさらされながら、厳しい移民法で防御されているエリジウムへ向かうマックス。全人類の未来までをも背負って、悲しくも壮絶な戦いが始まる・・・。
新着映画情報
『エリジウム』
原題:Elysium
配 給 : | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年09月20日 |
映画館: | 新宿ピカデリーほか全国ロードショー |
マット・デイモン |
監督:ニール・ブロムカンプ |
2013/アメリカ/シネマスコープ/109分/PG12 |
人々は、貧困も、差別も、死の恐怖さえもなく生きていた―。 そこは、永遠の命が手に入る人類の理想郷、スペース・コロニー:エリジウム。
2009年、南アフリカを舞台に、地球にやってきた‘エビ型’エイリアンと、それを抑圧する人類の対立をドキュメンタリックに描いた「第9地区」の監督ニール・ブロムカンプ。その彼が、マット・デイモン(地球に住むマックス役)とジョディ・フォスター(エリジウム政府高官のローズ役)を迎え、ハリウッドで放つSF衝撃作。
“エリジウム”とは― ギリシャ神話に出てくる永遠の理想郷で「エリュシオン」とも呼ばれる。古代ギリシャの大詩人ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」によると、エリュシオンは、現世のあらゆる悩みや苦しみから解放され、英雄や名士であった人間のみが死後に行くことの許されるという。