弦楽四重奏団フーガ結成25周年前夜。チェリストの突然の引退宣言から、ドラマは始まった・・・。
冷徹なまでに精確な演奏で客を魅了する第一バイオリンのダニエル、色彩と質感を与える第二バイオリンのロバート、深みを添えるビオラのレイチェル、そして、チェロのピーターが完璧な四角(カルテット)を支えている。ある日、チェリストのピーターがパーキンソン病の告知を受ける。今季をもって引退したいと申し出るピーターに、残されたメンバーは動揺を隠せない。憤り、嫉妬、ライバル意識、家庭の不仲、不倫。それまで抑えてきた感情や葛藤が露呈し、不協和音が響きはじめる....。
新着映画情報
『25年目の弦楽四重奏』
原題:A Late Quartet
配 給 : | 角川書店 |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年07月06日 |
映画館: | 角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー |
フィリップ・シーモア・ホフマン |
監督・脚本:ヤーロン・ジルバーマン |
2012/アメリカ/シネマスコープ/ドルビーSRD/106分/字幕翻訳:松浦美奈/R15+ |
ベートーヴェンの名曲、弦楽四重奏曲第14番にのせて奏でるアンサンブルドラマ
“アタッカ”(休みなく演奏し続ける)による7楽章からなるベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調(作品131)。狂っていく音程の中で演奏するという異色の名曲にインスパイアされた本作は、いずれどこかで迷いやズレが生じてくる人生そのものを重ねた物語。弦楽四重奏というクラシカルな舞台で、愛憎入り混じるアンサンブルドラマを演じるのは、アカデミー賞俳優たちの豪華競演。「カポーティ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマン。「カポーティ」「マルコヴィッチの穴」で2度のアカデミー賞ノミネートに輝くキャサリン・キーナー。そして「ディア・ハンター」でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン。また、劇中音楽のスコアをデヴィッド・リンチ作品でお馴染みのアンジェロ・バダラメンティが担当している。
© A Late Quartet LLC 2012