エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに、パリでの家政婦の仕事が舞い込む。悲しみを振り切るように、憧れのパリへ旅立つアンヌ。しかし、彼女を待ち受けていたのは、高級アパルトマンに独りで暮らす、毒舌で気難しい老婦人フリーダだった。フリーダはおいしいクロワッサンの買い方も知らないアンヌを、冷たく追い返そうとする。実はアンヌを雇ったのは、近くでカフェを経営するステファンで、フリーダは家政婦など求めてはいなかったのだ。だが、遠い昔エストニアから出てきたフリーダはアンヌにかつての自分を重ね、少しずつ心を開いていく。やがてアンヌは、フリーダの孤独な生活の秘密を知るのだが──。
新着映画情報
『クロワッサンで朝食を』
原題:Une Estonienne a Paris
配 給 : | セテラ・インターナショナル |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年07月20日 |
映画館: | シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー |
ジャンヌ・モロー |
監督:イルマル・ラーグ |
2012/フランス・エストニア・ベルギー/フランス語・エストニア語/ヴィスタビジョン/94分/字幕翻訳:古田由紀子 |
はじめてのパリ、もうひとつの人生に出逢う
はじめてパリにやって来た家政婦アンヌと、裕福だが孤独な老婦人フリーダ。住む世界の違う2人が出逢い、再び人生が微笑み始める──。エストニア出身のイルマル・ラーグ監督が実母に起きた実話を基に描いた感動作。フリーダを演じるのは、フランス映画界の至宝・ジャンヌ・モロー(「死刑台のエレベーター」)。85歳にして久しぶりの主演を務める。一方のアンヌを演じるのは、エストニアの個性派女優ライネ・マギ。
© TS Productions – Amrion Oϋ – La Parti Production – 2012