南太平洋のポリネシア諸島は、大陸から遠く位置するにもかかわらず、古くから住人がいる。彼らの起源について南米のインカ文明とポリネシア文明との相似点が多いことから、ポリネシア人の祖先は、南米から海を渡って渡来した古代南米人なのではないか―。
1947年、ノルウェーの若き学者トール・ヘイエルダールは、この仮説を証明するため、ある無謀な挑戦を行う。それは古代でも入手が容易な材料のみでいかだを作り、現代的な装備は無線機のみで、ペルーからポリネシアへ向かう航海に挑戦すること。その距離は8000km。同じ志を持つ仲間が集まり、信念を貫く男たちの命がけの冒険が始まる―。
新着映画情報
『コン・ティキ』
原題:Kon-tiki
配 給 : | ブロードメディア・スタジオ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年06月29日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町、角川シネマ新宿、渋谷TOEI ほか全国公開 |
ポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン |
監督:ヨアヒム・ローニング |
2012/イギリス・ノルウェー・デンマーク・ドイツ/113分 |
太陽だけを追いかけて、海の彼方へ 男たちは旅立った―。
1947年、南米ペルーの港から南太平洋のポリネシアをめざし、1隻のいかだが航海に出た。その名は”コン・ティキ号”。1500年前の航海を忠実に再現するために、12本の丸太と麻のロープで組み立てられたシンプルな乗り物だ。船長はノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダール。10年に渡りポリネシア文明と南米の古代文明の類似を研究してきた彼は、「ポリネシア人の祖先は南米から海を渡ってやって来た」と、誰ひとり信じてくれないその学説を実証するべく、コン・ティキ号による太平洋横断に挑戦する。風と波を動力に、星を道しるべに、8000キロの大海原を渡っていく。本作は、その無謀にして痛快な大冒険の実話を、ノルウェー映画史上最高の製作費を投じ、映画化した海洋冒険ドラマ。本国で2012年NO.1となる大ヒットを記録、第85回アカデミー賞と第70回ゴールデン・グローブ賞の外国語映画部門にWでノミネートされるという、ノルウェー映画初の快挙を成し遂げた。
製作は「ラストエンペラー」「戦場のメリークリスマス」などのジェレミー・トーマス。監督は「ナチスが最も恐れた男」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
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