スコッチウイスキーの故郷スコットランド。グラスゴーに暮らす若者ロビーは、育った環境のせいでケンカ沙汰が絶えない。ロビーはまたもトラブルを起こすが、恋人との間に子供が生まれることに免じて、刑務所送りの代わりに社会奉仕を命じられる。ロビーは、指導者として働くウイスキー愛好家のハリーと、同じく社会奉仕を命じられた仲間に出会う。ハリーからウイスキーの奥深さを教わるうちにテイスティングの才能に目覚めたロビーは、100万ポンド(約1億4000万円)以上という信じられないような高値がつく樽入りのスコッチウイスキーの存在を知り、人生の大逆転を賭けて、仲間たちと一世一代の大勝負に出る!
新着映画情報
『天使の分け前』
原題:The Angels' Share
配 給 : | ロングライド |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年04月13日 |
映画館: | 銀座テアトルシネマ ほか全国順次ロードショー |
ポール・ブラニガン |
監督:ケン・ローチ |
2012/イギリス・フランス・ベルギー・イタリア/ヴィスタビジョン(1:1.85)/ドルビーデジタル/101分 |
かけがえのない出会いとスコッチウイスキーがもたらす”人生の大逆転”!
監督は、「麦の穂をゆらす風」(06)でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた英国の名匠ケン・ローチ。そして、脚本は「カルラの歌」(96)以来の盟友ポール・ラヴァティ。貧しい労働者や失業者など社会の底辺で生きる人々を描き続けてきたローチだが、そこには厳しい現実が反映され、時に苦い味わいを観客に感じさせてきた。しかし本作では、これまで同様に深刻な問題を見据えながらも、コメディというスタイルを選び取り、笑いとユーモアの中に、“人生の師”との出会いを転機として自らの手で未来を切り拓く若者を描いている。
タイトルの“天使の分け前”とは、ウイスキーなどが樽の中で熟成されている間に、年に2パーセントほど蒸発して失われる分のこと。10年もの、20年ものと年数を重ねるごとにウイスキーは味わいを増し、それとともに天使の分け前も増していく。
© Sixteen Films, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve, Urania Pictures, France 2 Cinéma, British Film Institute MMXII