![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
ある日、母犬と生まれたばかりの子犬が、保健所に収容される。母犬は子犬を守るため、近寄る人すべてを激しく威嚇する。そんな母犬を複雑な想いで見つめる職員の神崎彰司。彼は一匹でも多くの犬を助けようと、日々里親探しに奔走していたが、人になつかない犬は受け渡すことができない。何とか母犬の心を開かせようと奮闘するが、彰司の想いは伝わらない。妻を亡くしてから、懸命に育ててきた二人の子どもたちも、犬たちの無事を切に願っていた。彰司は娘の里美に、親子犬を引き離さないと約束する。母犬との心の距離を少しだけ縮めた彰司は、母犬がかつて人に飼われ、うんと愛されていたはずだと確信する。そして、もう一度太陽の下で生きていけるよう、母犬に「ひまわり」と名づけるが、犬たちの命の期限は刻一刻と近づいていた....。