ある日、母犬と生まれたばかりの子犬が、保健所に収容される。母犬は子犬を守るため、近寄る人すべてを激しく威嚇する。そんな母犬を複雑な想いで見つめる職員の神崎彰司。彼は一匹でも多くの犬を助けようと、日々里親探しに奔走していたが、人になつかない犬は受け渡すことができない。何とか母犬の心を開かせようと奮闘するが、彰司の想いは伝わらない。妻を亡くしてから、懸命に育ててきた二人の子どもたちも、犬たちの無事を切に願っていた。彰司は娘の里美に、親子犬を引き離さないと約束する。母犬との心の距離を少しだけ縮めた彰司は、母犬がかつて人に飼われ、うんと愛されていたはずだと確信する。そして、もう一度太陽の下で生きていけるよう、母犬に「ひまわり」と名づけるが、犬たちの命の期限は刻一刻と近づいていた....。
新着映画情報
堺雅人 |
監督・脚本:平松恵美子 |
2013/日本/117分 |
ぼくは、その小さな命を守ると決めた。ひまわり、もう一度、きみに愛を伝えたい――。
2007年、宮崎県の保健所で実際に起きた実話をもとに、平松恵美子監督自らが脚本を手がけて映画化。犬と人間の絆という、今までの動物映画の感動を受け継ぎながら、さらに一歩進んだ物語となった。平松監督は、山田洋次監督のもとで共同脚本・助監督を20年にわたって務め、本作が監督デビュー作。出演は、主人公の彰司に堺雅人、彰司の幼なじみの獣医・五十嵐美久に中谷美紀。
© 2013「ひまわりと子犬の7日間」製作委員会