長崎県の港町で生まれた横道世之介(よこみちよのすけ)は、大学進学のために上京したばかりの18歳。嫌味のない図々しさ、頼み事を断れない人の良さ、底が浅いのか深いのか測りかねる言動が人を惹きつける。描かれるのはそんな世之介とガールフレンド・与謝野祥子をはじめ、周りの人々の青春時代とその後の人生。そして、35歳になった世之介に起こったある出来事から呼び覚まされた、その愛しい日々と優しい記憶の数々…。
新着映画情報
高良健吾 |
監督:沖田修一 |
2012/日本/160分 |
出会えたことが、うれしくて、可笑しくて、そして、寂しい――
原作は、第23回柴田錬三郎賞、2010年本屋大賞3位を受賞し、“青春小説の金字塔”と呼ばれる吉田修一の同名長編小説。「南極料理人」「キツツキと雨」の沖田修一監督が、不器用ながらも真っ直ぐに生きる世之介と周りの人たちを、優しさとユーモアに富んだ演出で包み込む。主人公の世之介には、沖田作品4作目にして初主演となる高良健吾。ガールフレンドの祥子には吉高由里子がキャスティングされ、「蛇にピアス」以来5年ぶりとなる共演。
© 2013『横道世之介』製作委員会