光海君8年(1616年)、王位をめぐる権力争いで混乱した激動の時代。朝鮮王朝15代目の王・光海は、かつて民衆のためを思う聖君だったが、自分の命を狙う者からの毒殺に対する恐怖心から、日に日に暴君と化していった。そんな中、彼は数少ない信頼できる忠臣ホ・ギュンに、自分の影武者になれる人物を探せと命じる。ホ・ギュンが目をつけたのは、妓生宿で酔っ払いの客相手に漫談をしていた道化師ハソンだ。堕落した国政と腐敗した権力を面白おかしく風刺していたハソンは、王と瓜二つの顔立ちで、王のものまねも完璧だった。何も知らずに宮廷に連れて行かれたハソンは、王と謁見し一晩を宮中で過ごす。ところがある日、光海が謎の重病で倒れ、王の治療の間、ハソンが王にすり替わる計画が実行される。偽物の王が、本物の王に成り済まして政治の矢面に立つ15日間。その中でハソンは、最初は戸惑いながらも、次第に操り人形ではない民のことを考える真の王として周りを魅了していく――。
新着映画情報
『王になった男』
原題:Masquerade
配 給 : | CJ Entertainment Japan |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年02月16日 |
映画館: | 新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国ロードショー |
イ・ビョンホン |
監督:チュ・チャンミン |
2012/韓国/シネマスコープ/5.1chサラウンド/131分/字幕翻訳:根本理恵 |
暴君の影武者となった男は、15日間だけ“民”のための王となった――。
絢爛豪華な王朝時代を舞台に、実在した朝鮮15代目の王・光海の秘密に迫る、史実にフィクションを取り混ぜた重厚な歴史大作。韓国では観客動員1200万人超えの大ヒットを記録し、大鐘賞(韓国のアカデミー賞)では史上最多となる主要15部門を受賞した。イ・ビョンホンが、理想を見失った時の王・光海と正義感あふれる庶民のハソンの二役を演じる。脚本は、「オールド・ボーイ」で高い評価を受けたファン・ジョユン、若手注目株のチュ・チャンミンがメガホンをとった。
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