ベルリンの壁崩壊の9年前―1980年夏、旧東ドイツ。 田舎町の病院にひとりの美しい女医バルバラが左遷されてきた。彼女には秘密警察<シュタージ>の監視が付いている。新しい病院の同僚アンドレから寄せられるさりげない優しさにもシュタージへの“密告”ではないかと猜疑心が拭いきれない。西ベルリンに暮らす恋人ヨルグとの秘密の逢瀬や、自由を奪われた毎日に神経がすり減っていく。そんなバルバラの心の支えとなるのは患者への献身と、医者としてのプライドだ。それと同時に、アンドレの誠実な医師としての姿に、尊敬の念を越えた感情を抱き始める。しかしヨルグの手引きによる西側への“脱出”の日は、刻々と近づいていた―。
新着映画情報
『東ベルリンから来た女』
原題:Barbara
配 給 : | アルバトロス・フィルム |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2013年01月19日 |
映画館: | Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー |
ニーナ・ホス |
監督:クリスティアン・ペッツォルト |
2012/ドイツ/ヴィスタビジョン/デジタル5.1ch/105分 |
東と西。 嘘と真実。 自由と使命。 その狭間で揺れる、愛。
2012年第62回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞、2013年第85回アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表作品。ベルリンの壁崩壊前の旧東ドイツ。秘密警察シュタージの監視の下、美しい女医が旧東ドイツの小さな町に赴任して来た。自由で豊かな西側への“脱出”の日が近づくなか、東に生きる誠実な医者の男に出会う。 医師として、女として、彼女が下した魂の決断とは―。 主人公バルバラにはドイツが誇る美貌の女優ニーナ・ホス。
©SCHRAMM FILM / ZDF / ARTE 2012