本当の自分は、タキシードの下に隠して生きてきた…。
19世紀のアイルランド。モリソンズホテルでウェイターとして働くアルバート。人付き合いを避け、ひっそりと生活しているアルバートは、長年、誰にも言えない重大な秘密を隠してきた。それは、“彼”が貧しく孤独な生活から逃れるため、男性として生きてきた“女性”だということ。ある日、ハンサムなペンキ屋のヒューバートがアルバートの働くホテルにやってきた。自分らしく生きる彼の存在に影響され、アルバートは自ら築き上げてきた偽りの人生を崩し、本当の自分らしさを取り戻していく....。