19世紀末のロンドンに暮らす若き弁護士アーサー・キップスは、4年前に愛妻ステラを亡くして以来、失意のどん底に沈んでいた。そんなある日、事務所の所長から新たな仕事を命じられた彼は、ひとり息子ジョセフをロンドンに残し、田舎町クライシン・ギフォードへと旅立つ。列車を乗り継いで現地に着いたアーサーに課せられたのは、最近他界したアリス・ドラブロウ夫人の“イールマーシュの館”に赴き、彼女の遺言書を見つけ出すこと。
ところが沼沢地の島にぽつんとそびえ立つ館にはただならぬ陰鬱なムードが漂い、謎めいた“黒衣の女”が森や窓辺に出没する。やがてこの館の忌まわしい過去と、町の大勢の子供たちが相次いで変死している事実を探りあてたアーサーは、自らも恐るべき呪いの連鎖に巻き込まれていくのだった…。
新着映画情報
『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』
原題:Woman in Black
配 給 : | ブロードメディア・スタジオ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年12月01日 |
映画館: | 新宿ピカデリーほか全国ロードショー |
ダニエル・ラドクリフ |
監督:ジェームズ・ワトキンス |
2012/イギリス・カナダ・スウェーデン/シネマスコープ/ドルビーデジタル/95分 |
「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが、 新たなキャリアの出発点に選んだ戦慄のゴシック・ホラー
「ハリー・ポッター」シリーズの主演を務め、2011年の完結編「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」で大役をやり遂げたダニエル・ラドクリフが、次に挑むべき作品として選んだのはブリティッシュ・ゴシック・ホラー「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」だった。原作は、サマセット・モーム賞やウィットブレッド賞などに輝く現代イギリスの人気作家スーザン・ヒルのベストセラー小説『黒衣の女 ある亡霊の物語』(1983年出版)。そして、15年もの構想期間を経て映画化を実現したのは、「吸血鬼ドラキュラ」(58)などの怪奇映画で一世を風靡し、「モールス」(10)で完全復活を果たした老舗のホラーレーベル、ハマーフィルム。
Photo credit Nick Wall © 2011 SQUID DISTRIBUTION LLC, THE BRITISH FILM INSTITUTE