![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
桃(タオ)さんこと鐘春桃(ジョン・チョントウ)は、広東省で出生後、養子に出されたが、先の大戦中に養父が死に、使用人として梁(リョン)家に預けられた。以後13歳から60年間、4代にわたり梁家に仕えた―。
メイドの桃さんが、ある日脳卒中で倒れた。日々の暮らしの中で、最低限の言葉しか交わさず、ごく当たり前に身の回りの世話を任せていた梁家の主・ロジャー。映画プロデューサーとして働くロジャーは、その時初めて、桃さんがかけがえのない人だったことに気づき、多忙な仕事の合間を縫い、介護に奔走することになる。迷惑をかけまいとする、穏やかだが芯の強い桃さん、老人を巡る社会環境の現実を目の当たりにしながらも、献身的に尽くすロジャー。ふたりは、やがて母と息子以上の絆で結ばれていくが…。