1849年アメリカ、ボルティモア。町を切り裂く悲鳴とともに猟奇的な殺人事件が起こる。密室に残された2人の女性の死体。1人は身体中を切り刻まれ、1人は殺されて煙突の中に宙づりになっていた。現場に駆け付けた若き刑事エメット・フィールズは、この事件が、高名な作家エドガー・アラン・ポーの作品「モルグ街の殺人」に酷似していることに気づく。酒浸りで、生活も困窮しているポーは容疑者と目されるが、狭められる捜査の中、挑戦するかのように、第2、第3の殺人が起こる。すべて、ポーの著作を模倣した方法で。
立て続けに起こる連続殺人は、ポーのアリバイを証明することになり、ポーは容疑者から一転、著作を汚す犯人を追うことを決意する。しかし、謎の殺人鬼は、ポーの恋人エミリーを誘拐し、ポーに殺人の偉業を新聞に連載するよう、「挑戦状」を叩きつけてきたのだった。 “死体”に残された殺人鬼からのメッセージ。見逃したトリック。そして、奪われた恋人の行方を指し示す暗号。散りばめられたパズルを完成し、ヤツを捕えることができるのは、すべてを知り尽くしているポーしかいない。
新着映画情報
『推理作家ポー 最期の5日間』
原題:The Raven
配 給 : | ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年10月12日 |
映画館: | 丸の内ルーブルほか全国ロードショー |
ジョン・キューザック |
監督:ジェームズ・マクティーグ |
2012/アメリカ/シネマスコープ/110分/R15+ |
史上初の推理作家 VS. ポーに魅せられた小説模倣犯!
1849年10月7日、一人の作家が不可解な言葉を残してこの世を去った。彼の名は、エドガー・アラン・ポー。ゴシック風の怪奇・幻想小説などで一世を風靡し、世界初の推理作家として名を刻む孤高の作家。不遇なまま、わずか40年でその生涯を終えたポーだが、シャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルや、日本の推理小説の草分け的存在である江戸川乱歩、そして映画監督のティム・バートンなど、世界中の推理小説や映像表現、さらに音楽にまで大きな影響を与え、没後160年の年月を経た今も、その功績は語り継がれている。しかし、その死の真相と最期の日々は、現在も謎に包まれている。本作は、ポーが対峙した最期の5日間を、大胆な発想とスタイリッシュな映像でダイナミックに描き出し、夭折した若き天才作家の死の謎に纏わるミステリーを解き明かしていく。
エドガー・アラン・ポーを演じるのは、「2012」「シャンハイ」のジョン・キューザック。ポーとともに連続殺人鬼に挑む刑事・エメット役には「三銃士〜王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船」のルーク・エヴァンス。ポーの恋人エミリー役に「メン・イン・ブラック3」で若き日のエージェントOを演じた新進女優アリス・イヴ。監督は「Vフォー・ヴェンデッタ」のジェームズ・マクティーグ。
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