“記憶”が簡単に売買される近未来。世界は大きな戦争の果てに、正常な環境を失い、人々はわずかな土地で裕福なユーロメリカと貧しいニューアジアという二つの地域に分かれて暮らしていた。彼らは退屈な日常の中で、刺激を求めてリコール社の人工記憶を買いに行き、不満を解消していた。ニューアジアに住む工場労働者のクエイドもその一人。工場で働く毎日にふと嫌気が差し人工記憶センター、リコール社を訪れる。
だが、彼の記憶が書き換えられようとしたそのとき、なぜか突然、ユーロメリカの連邦警察官の襲撃を受ける。そこで自分の知らぬ戦闘能力を知り、困惑する。混乱の中、帰宅したクエイドは、今度は妻のローリーに襲われる。「記憶を消され、新しい記憶を植えつけられただけ。ダグラス・クエイドなんて人間は、この世に存在しない」と彼女は話す。ローリーを振り切って逃げるクエイドは、その先に数々の謎のメッセージと共にメリーナと出会う。メリーナは信用できるのか?友は信用できるのか?自分の記憶は、どこからが本物なのか?自分は誰なのか?ここは現実なのか?全てを疑ったまま、クエイドは二つの地域の運命を握る戦いへと巻き込まれていく―。
新着映画情報
『トータル・リコール』
原題:Total Recall
配 給 : | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年08月10日 |
映画館: | 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー |
コリン・ファレル |
監督:レン・ワイズマン |
2012/アメリカ・カナダ/シネマスコープ/121分 |
記憶は簡単に“上書き”できる。 妻、友、現実、思い出、人格さえも、全て疑え!
「ブレードランナー」「マイノリティ・リポート」などで知られる伝説のSF作家フィリップ・K・ディックによる『追憶売ります』の原作をレン・ワイズマン監督(「ダイ・ハード4.0」)が映像化したSFアクション超大作「トータル・リコール」。1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で大ヒットした本作が、21世紀に更なる進化を遂げて甦る。記憶を操作され、自分自身をも信じることができない主人公ダグラス・クエイドをコリン・ファレルが、主人公の妻をケイト・ベッキンセール、主人公の記憶の鍵を握る女性をジェシカ・ビールが演じる。