1998年春。15歳の榊原恒一は、父親が海外赴任の間だけ、母方の祖父母がいる山間の地方都市・夜見山市で暮らすことになった。転居早々、肺に持病を持つ恒一は、発作を起こし病院に担ぎ込まれる。ある日、病院のエレベーターで恒一は制服を着た眼帯の美少女と出会う。思わず見入ってしまうが、少女は不可解な言葉を残し消えてしまう。そこは、地下2階霊安室のある場所だった・・・。
夜見山北中学校の3年3組に転入することになった恒一が登校すると、病院で出会った少女・見崎鳴(みさきめい)が教室にいた。恒一は彼女の存在を気にかけるようになる。どういうわけか彼女は、クラス内で奇妙な扱いを受けていた。クラスメート全員や担任の先生までもが、“まるで彼女など存在しないかのように”振舞っているのだ。恒一は鳴を問いただそうと追いかけるが、その都度見失ってしまう。そんな中、クラスメートの一人が、恒一と鳴の姿を見て凍りついたように足を止め、その直後、不慮の事故により惨死した。やがて、その後も3年3組のクラスメートとその親族の間で、不吉な出来事が次々と起こり、死者が増えていく。まるでクラスの中に死への扉が開いてしまったかのように…。
新着映画情報
山崎賢人 |
監督:古澤健 |
2012/日本/ヴィスタビジョン/ドルビーSRD/109分/PG12 |
その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある。
人気ミステリ作家・綾辻行人の『Another』を映画化。ある学園に転校早々、不可解な事件に巻き込まれる少年・榊原恒一役に、山崎賢人。物語の鍵を握る眼帯をした謎の美少女・見崎鳴役に、橋本愛。
© 2012 映画「Another アナザー」製作委員会