1962年、パリ。株式仲買人のジャン=ルイ・ジュベールは、妻シュザンヌが雇ったスペイン人メイドのマリアを、我が家に迎え入れる。彼女は、ジュベール家と同じアパルトメントの屋根裏部屋で、叔母のコンセプシオンをはじめとする同郷出身のメイドたちと暮らしていた。軍事政権が支配する故郷を離れ、異国の地で懸命に働くスペイン人メイドたちに、次第に共感と親しみを寄せるジャン=ルイは、やがて機知に富んだ美しいマリアに魅かれてゆくのだった。しかし、そんな夫の変化に無頓着なシュザンヌは、彼と顧客の未亡人との浮気を疑い、夫を部屋から追い出してしまう。こうしてその夜から、ジャン=ルイはメイドたちと同じ6階の物置部屋で一人暮らしを始めるが、それは彼に今まで味わったことのない自由を満喫させることになる……。
新着映画情報
『屋根裏部屋のマリアたち』
原題:Les femmes du 6eme etage
配 給 : | アルバトロス・フィルム |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年07月21日 |
映画館: | Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー |
ファブリス・ルキーニ |
監督:フィリップ・ル・ゲイ |
2010/フランス/ヴィスタビジョン/ドルビーSRD/106分/フランス語・スペイン語/字幕翻訳:加藤リツ子 |
屋根裏部屋で見つけた、僕の“家族”
人生も半ばを過ぎたフランス人資産家の運命を変えたのは、屋根裏部屋に暮らす陽気で情熱的なスペイン人メイドたちだった――。メイドの作る“完璧なゆで卵”が男に至福の歓びをもたらすように、彼女たちとの出逢いは、退屈で味気なかった男のモノクロームの日々を、生きる情熱と好奇心に満ちた毎日へと鮮明に色づかせてゆく。
フランス人資産家のジャン=ルイを演じるのは、「PARIS」「しあわせの雨傘」のファブリス・ルキーニ。ジャン=ルイの妻シュザンヌには、「カドリーユ」「プチ・ニコラ」のサンドリーヌ・キベルラン。
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