世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」の爆発事故から2年。仙崎大輔は自ら志願し、海難救助のエキスパートであり最も危険な事案に従事する「特殊救難隊」で後輩の吉岡と共に海難現場の最前線にいた。嶋副隊長の指導の下、日々苛烈な任務に就いていた二人だが充実した毎日を送っていた。大輔の妻・環菜は2人目の子を身ごもり、吉岡にはキャビンアテンダントの美香という恋人が出来ていたのだ。
そんな折、美香の搭乗するジャンボ旅客機が羽田空港を目指し飛行中、エンジンが炎上し飛行が困難な状況に陥る。様々な救助案が検討される中、総合対策室の下川救難課長は、夕闇が迫り視界が悪くなる状況の中で、前代未聞の東京湾への着水を提案する。しかし、海上着水に成功したとしてもジャンボが浮かんでいられる時間はわずか20分。機体が沈む前に乗客乗員346名全員を助け出す事が出来るのか!? 特救隊や現場に駆け付けた第5管区の服部たち、警察、消防、現場周辺の関係機関を巻き込んだ空前の大救出計画を、日本中が固唾を飲んで見守る中、G-WING206便の村松機長は東京湾着水に向けて降下を始める…。しかし予想だにしない事態が仙崎たちを待ち受けていたー。
新着映画情報
伊藤英明 |
監督:羽住英一郎 |
2012/日本/シネマスコープ/ドルビーSRD/116分 |
「海猿」シリーズ、新たなるステージへ―
2010年9月にシリーズ完結編として公開され、同年の日本実写映画No.1となる興行収入80.4億円の大ヒットを記録した前作「THE LAST MESSAGE 海猿」から2年。この完結編をもって長い航海に終止符が打たれるはずだった『海猿』シリーズ。しかしさまざまな思いが呼び集まって、再び新作が作られることとなった。そのひとつは、「やり残したことがあるのではないか」という作り手たちの思いだった。本作で描かれるのは、佐藤秀峰の原作コミック『海猿』の最終話で描かれている「ジャンボジェット機の海上着水」。
© 2012 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館 エー・チーム FNS27社