モントリオールの小学校。ある冬の朝、教室で担任の女教師が首を吊って死んでいた。生徒たちはショックを受け、学校側は生徒たちの心のケア、後任探しの対応に追われる。そんな中、アルジェリア移民の中年男バシール・ラザールが代用教員として採用されることになった。 カリスマ性があるワケでもなく、朴訥で、少々野暮ったいラザール先生は、授業内容も時代遅れ。しかし、いつも真摯に向き合ってくれる彼に、前任教師の死で頑なになっていた生徒たちは、いつしか心を開き始めるが、ラザール自身もまた、心に深い傷を持っていた…。
新着映画情報
『ぼくたちのムッシュ・ラザール』
原題:Monsieur Lazhar
配 給 : | ザジフィルムズ、アルバトロス・フィルム |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年07月14日 |
映画館: | シネスイッチ銀座ほか全国順次公開 |
フェラグ |
監督・脚本:フィリップ・ファラルドー |
2011/カナダ/シネマスコープ/ドルビーSRD/フランス語/95分/字幕翻訳:岩辺いずみ |
いちばん大事なことは、教科書には載っていない。
ある朝、教室で担任の先生が死んだ。代わりの先生は、知らない国から来た、ちょっと変わった人だった。子供たち、そして大人たちのために、悲しみを乗り越える授業が始まる・・・。
ロカルノ映画祭での観客賞を皮切りに、トロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞受賞、カナダのアカデミー賞であるジニー賞で最多6部門を受賞、本年度アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど、2011年のカナダ映画を代表する一本。ラザールに扮するアルジェリア出身のフェラグは、自身も亡命経験を持ち、本作でジニー賞主演男優賞を受賞。 原作は、女優としても活躍するエヴリン・ド・ラ・シュヌリエールの戯曲。
micro_scope inc. © 2011 Tous droits reserves