国際テロを未然に防ぐために組織された外事警察。ある日、朝鮮半島から濃縮ウランが流出したとの情報が入る。同時期に軍事機密データも消え、日本での核テロの可能性が高まった。“公安の魔物”と恐れられる住本ほか外事四課は、日本に潜伏する工作員らしき男に目をつけ、妻の果織を<協力者=スパイ>に取り込むと決める。徹底的な調査により果織の弱みを握り、精神的な揺さぶりをかけ、感情をコントロールしていく住本。ついに果織はスパイになることを決断。夫を裏切る罪悪感を抱きながら、深夜のオフィスへと忍び込む。一方、韓国諜報機関NISも日本に送り込んだ潜入捜査官に極秘指令を出し、情報戦が始まる。外事警察、NIS、テロリスト、協力者。交錯するそれぞれの思惑による騙し合い。住本は核テロを阻止するために、想像を絶する最終手段に出た・・・。
新着映画情報
渡部篤郎 |
監督:堀切園健太郎 |
2012/日本/128分 |
「これは現実の世界である・・・」元外事警察官 誰も手をつけられなかった“裏の世界”遂に映画化
“スパイ天国”日本。そう揶揄される日本で、外国人によるスパイ活動やテロなど、日本の安全を脅かす非合法活動を未然に防ぐことを目的とする実在の精鋭部隊“外事警察”。外事警察が扱う情報は国家機密であり、そのため捜査員の諜報活動は徹底的に秘匿され、家族にすら身分を明かすことが許されない。触れる事さえタブーと言われる“外事警察”の世界を、「ハゲタカ」のスタッフと「相棒」の脚本家が手を組み、警察関係者はもちろん、政財界、防衛、貿易関係者、また原子力分野の研究者まで、徹底的に取材を重ね映像化。
“公安の魔物”と呼ばれ人の心を巧みに操る主人公・住本健司を演じるのは渡部篤郎。「シルミド」「男たちの挽歌」のキム・ガンウほか韓国人キャストも多数参加し、3週間に及ぶ韓国ロケも行われた。
(c)2012「外事警察」製作委員会