そのあまりにも奇妙な事件は、山奥ののどかな村で起こった。強盗殺人事件が発生し、犯人二人が謎の死を遂げたのだ。事件を担当するため村を訪れた捜査官シュウは、死体を調べるうちに、彼らが指名手配中の凶悪犯であることを知る。当時、事件現場には製紙工場に勤める職人リウ・ジンシーが偶然居合わせており、リウの必死の応戦により犯人二人は打ち所が悪く死亡したのだという。正当防衛の末に強盗犯を退治したリウは一躍、村の英雄となった。
何故、平凡な男が、たったひとりで凶悪犯を倒すことができたのか―。シュウは、入念な検死や現場検証を重ね、これが偶発的な正当防衛ではなく、リウが致命傷を意図的に狙ったのではないか、と疑念を抱く。常人離れした知識、直感、想像力を総動員させ難事件解明に挑むシュウは、やがてリウの隠された過去、そして村全体をも脅かす驚愕の真実へと辿りつく―。
新着映画情報
『捜査官X』
原題:武侠/WU XIA
配 給 : | ブロードメディア・スタジオ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年04月21日 |
映画館: | 新宿ピカデリーほか全国ロードショー |
ドニー・イェン |
監督:ピーター・チャン |
2011/香港・中国/シネマスコープ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:伊東武司/115分/PG12 |
特異な“脳内推理”をフル稼働させ、 寡黙な容疑者に秘められた真実を暴け!
金城武(「LOVERS」「レッドクリフ」)とドニー・イェン(「HERO」「孫文の義士団」の競演も話題の本作は、中国の辺ぴな村を舞台に、ふたりの無法者が不可解な死を遂げた強盗事件の真相をめぐるミステリー。
主人公シュウ(Xu)の頭文字を冠したタイトルの、“捜査官X”に扮した金城武は、帽子と丸ぶちメガネを着用したユニークな風貌で、そのひょうひょうとした装いと振る舞いは金田一耕助を始めとする和製ミステリーの歴代名探偵を彷彿とさせる。そのシュウが随所に披露する“脳内推理”のプロセスも見どころのひとつ。そんなシュウの前に、巨大な謎として君臨するのが、リウ役のドニー・イェン。すでにアクション俳優&武術監督としてアジア全土にその名を轟かせている絶好調のカリスマスターが鬼気迫る存在感を発揮。驚くべき二面性を内に秘め、静から動へと転じるその鮮烈な演技や、全ての謎が明かされるクライマックスでは、カンフー映画ファンを驚喜させる荒技&神業を惜しげもなく連発している。 監督は、「ウィンター・ソング」「ウォーロード/男たちの誓い」で金城武と組んだピーター・チャン。
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