1927年のハリウッド。映画界屈指の大スター、ジョージ・バレンティンは新人女優ベビーを見初め、人気女優へと導いていく。強く惹かれあう二人・・・。しかし、折りしも映画産業はサイレントからトーキーへの移行期。サイレントに固執するジョージが没落していく一方で、ベビーはスターの座を駆け上がっていくことになり・・・。
新着映画情報
『アーティスト』
原題:The Artist
配 給 : | ギャガ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年04月07日 |
映画館: | シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国順次公開 |
ジャン・デュジャルダン |
監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス |
2011/フランス/白黒/サイレント/101分 |
白黒&サイレントで描き上げる、ハリウッド黄金期の<ロマンティック>ストーリー
「今どき、白黒のサイレント映画?!」 まったくのノーマークだった作品に、そんなどよめきが起ったのは2011年カンヌ国際映画祭。あまりの前評判の良さに急遽コンペティション部門に格上げされ、あれよあれよという間に主演男優賞を受賞。その勢いを少しも失うことのないまま、本年度の賞レースに参戦している。
最新の映像技術が追い求められる現代において、監督ミシェル・アザナヴィシウスは、スクリーンに<映画の歓び>、すなわち<人生の歓び>を極めてシンプルに映し出した。本作では、CGや合成技術はおろか、色やセリフまでもが姿を消してしまっている。しかし、俳優の眉の動きが伝えるニヒルさ、視線で語る恋心、そして背中で魅せる哀愁など、私たちが頭ではなく心で感じ取ることのできる感情のエッセンスが溢れており、それが故に、本作は甘美でこの上なく美しい。
☆第84回アカデミー賞<作品賞><主演男優賞><監督賞><衣装デザイン賞><作曲賞>受賞
(c)La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm