もうすぐ12歳になる少年シリル。彼の願いは、自分を児童養護施設へ預けた父親を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。ある日、シリルは美容院を経営するサマンサと出会い、週末を彼女の家で過ごすようになる。自転車で街を駆けまわり、サマンサと共にようやく父親を探しあてたシリルだったが、「二度と会いに来るな」と言い放たれる。シリルが実の親に再び捨てられる姿を目の当たりにしたサマンサは、それまで以上にシリルと真摯に向き合い始める。サマンサとのふれあいのなかで、シリルの心も変化し始めるのだが・・・。
新着映画情報
『少年と自転車』
原題:Le Gamin au Velo/The Kid with a Bike
配 給 : | ビターズ・エンド |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年03月31日 |
映画館: | Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー |
セシル・ドゥ・フランス |
監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ |
2011/ベルギー・フランス・イタリア/ヴィスタビジョン(1:1.85)/ドルビーSRD/87分/字幕翻訳:松岡葉子 |
ただ、一緒にいてくれたら、それだけでいい。
第64回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞したダルデンヌ兄弟の最新作。本作は、ダルデンヌ兄弟が03年に来日した際にシンポジウムで聞いた、“施設に預けられた子供が親が迎えに来るのを屋根の上で待ち続ける”という実話に着想を得て作られた。主演は「ヒア アフター」のセシル・ドゥ・フランスと、本作が映画初出演の新星トマ・ドレ。
(c)Christine PLENUS