JAXAのエンジニア助手・健人は、失敗に終わった前機〈のぞみ〉のプロジェクト責任者の父・伊佐夫への反発もあり、〈はやぶさ〉成功への想いが人一倍強い熱血漢。様々な困難をプロジェクトメンバーと力を合わせて乗り越えながら、健人は、チームの一員として成長していく。そして、日本中に勇気を与えた<はやぶさ>の奇跡の帰還の時、健人にも一歩を踏み出す時がやってきた・・・
新着映画情報
藤原竜也 |
監督:本木克英 |
2012/日本/114分 |
その小さな惑星探査機が、いつしか日本中に勇気をくれた。
2003年5月9日、鹿児島県、内之浦の宇宙空間観測所から打ち上げられた小惑星探査機<はやぶさ>。その時、この小さな機械が、日本中に勇気を与える存在になるとは、誰も予想していなかった。その後、60億キロ、7年間におよぶ宇宙の旅から帰還した2010年6月13日。地球と太陽系の起源を解く鍵となる小惑星イトカワのかけらを地球に届けるという人類初のミッションを成し遂げた<はやぶさ>は、大気圏の中で、燃え尽きていった。
本作「おかえり、はやぶさ」は、全編3Dで、手に汗握る小惑星イトカワへのタッチダウン、たび重なるエンジントラブル、絶望的な通信途絶など、宇宙空間で<はやぶさ>に起こる試練の数々を再現。<はやぶさ>と旅をするのは、父親(三浦友和)への葛藤を乗り越えて成長していくJAXA(宇宙航空研究開発機構)エンジニア助手(藤原竜也)と、新人の理学博士(杏)の新米コンビと、宇宙を夢みる小学生(前田旺志郎)。そして<はやぶさ>に人生の全てを懸けた、実在の人物をベースにしたプロジェクトチームのメンバーたち。監督は「ゲゲゲの鬼太郎」「鴨川ホルモー」の本木克英。
(c)2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会