![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
大学時代の仲間は、売上げ100万部を誇るベストセラー作家に。浪費家の妻からは離婚を言い渡され、さらには仕事道具のパソコンまで失ってしまった、作家志望の男・内海。一冊も小説を書けないまま、まさに崖っぷちに立たされた彼が一発勝負を懸けて訪れたのは、明治初期に建てられた老舗ホテル「本天堂」だった。そこは、かつて日本文学界を代表する文豪たちがお忍びで宿泊し、数々の名作を書き上げていたという、作家を目指す人間にとっては、憧れの聖地。そして、ホテルの清掃員だけが知る事実――それは地下にある資材置き場には、文学史に残らなかった幻のボツ原稿が眠っているということ。しかも、それが苦となって、死んでも死にきれない文豪たちの魂が、とある部屋に宿っているらしい…。つまり、ホテル「本天堂」は、文豪たちの幽霊たちがさまよう“ホーンテッド”・ホテルだったのだ!?