大学時代の仲間は、売上げ100万部を誇るベストセラー作家に。浪費家の妻からは離婚を言い渡され、さらには仕事道具のパソコンまで失ってしまった、作家志望の男・内海。一冊も小説を書けないまま、まさに崖っぷちに立たされた彼が一発勝負を懸けて訪れたのは、明治初期に建てられた老舗ホテル「本天堂」だった。そこは、かつて日本文学界を代表する文豪たちがお忍びで宿泊し、数々の名作を書き上げていたという、作家を目指す人間にとっては、憧れの聖地。そして、ホテルの清掃員だけが知る事実――それは地下にある資材置き場には、文学史に残らなかった幻のボツ原稿が眠っているということ。しかも、それが苦となって、死んでも死にきれない文豪たちの魂が、とある部屋に宿っているらしい…。つまり、ホテル「本天堂」は、文豪たちの幽霊たちがさまよう“ホーンテッド”・ホテルだったのだ!?
新着映画情報
阿部力 |
監督:伊東寛晃 |
2012/日本/121分 |
小説家を目指す僕の前に現れたのは、文豪たちの幽霊だった・・・。
夏目漱石をはじめ、太宰治、宮沢賢治、江戸川乱歩、森鴎外、林芙美子ら、日本を代表する文豪たちが、成仏できない幽霊となって老舗ホテルに登場!彼らを演じるのは落語家としても活躍する世界のナベアツをはじめ、ケンドーコバヤシ、カンニング竹山、おかもとまりといった、人気お笑い芸人たち。彼らとともに、奇妙な共同作業を行うことで、日本文学史を揺るがす大事件に巻き込まれる作家志望の主人公・内海を演じるのは阿部力(ドラマ「花より男子」、「ワイルド7」)。
(c)テレビ朝日/吉本興業