イギリス、ロンドンに暮らすアダムとメアリーは結婚して30年になる熟年夫婦。イタリア人の父とイギリス人の母との間に生まれた元教師のメアリーと、アメリカ育ちで建築家のアダムは、ここロンドンで出逢い、結婚後は3人の子供に恵まれた。子供たちはすでに独立し、孫にも恵まれたメアリーは、突然彼女を襲う“記憶の空白”をきっかけに、夫婦の“老後”を考えたとき、ふとした疑問が心に芽生える。「私の人生って何?」
高級ブランドのドレスを身にまとい、ゴージャスに着飾っても、なぜか気分は晴れない。若くて美しい娘たちと自分を、ついつい見比べてしまう。そんな社会的な疎外感に囚われたメアリーと、若いスタッフとの新プロジェクトに新たな情熱を燃やすアダム。これまで円満だった夫婦の仲は、次第にギクシャクしてゆく。果たして、メアリーはもう一度、女として大輪の花を咲かせることができるだろうか?そして、夫婦は離別の危機を回避することができるのか?
新着映画情報
『最高の人生をあなたと』
原題:Late Bloomers
配 給 : | アルバトロス・フィルム |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2012年02月04日 |
映画館: | Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー |
イザベラ・ロッセリーニ |
監督:ジュリー・ガヴラス |
2011/フランス・ベルギー・イギリス/ヴィスタビジョン/ドルビーSR/英語/90分/字幕翻訳:松浦美奈 |
“20歳か80歳か”だけが選択肢じゃない。 その中間にある何かを、あなたと見つけたい。
人はどのように美しく年齢を重ねていけばいいのかー。愛する人との“生涯の伴侶”の誓いは、永遠ではないのかー。60歳を間近にして、そんな誰もが一度は噛みしめる “人生の命題”に直面しながらも、果敢に“最高の人生”を模索し続けるヒロインの奮闘を、思わず苦笑いしてしまうような共感あふれる笑いをまぶして描いた、ビター・スウィートなヒューマンドラマ。
“還暦”を目前に自分の居場所を模索してあえぐメアリーを演じるのは、「ブルーベルベット」「ふたりのトスカーナ」のイザベラ・ロッセリーニ。夫アダムには、「蜘蛛女のキス」でアカデミー主演男優賞に輝き、近年も「ロビン・フッド」「イエロー・ハンカチーフ」などで名優健在ぶりをみせるウィリアム・ハート。監督・脚本は「ぜんぶ、フィデルのせい」のでジュリー・ガヴラス(父は名匠コスタ・ガヴラス)。
(c)2010 Gaumont - Les Films du Worso - Late Bloomers Ltd