姉クレアと、その夫ジョンの豪華な邸宅で盛大な結婚パーティーを行うジャスティン。伴侶となるマイケルと共に皆に祝福されて幸せなはずのジャスティンは、ある種の空しさに駆られていた。そして、巨大な惑星メランコリアが地球に向けて近づいていることを知り、焦燥や絶望ではなく、何故か、心が軽くなっていく感覚を覚える。だがそれは同時に、メランコリアが世界の終わりをもたらすことをも意味していた──。
配 給 : | ブロードメディア・スタジオ |
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公開日: | 2012年02月17日 |
映画館: | TOHOシネマズ 渋谷ほか全国ロードショー |
キルスティン・ダンスト |
監督・脚本:ラース・フォン・トリアー |
2011/デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ・イタリア/シネマスコープ/ドルビーデジタル/135分 |
泣いてもいい。笑ってもいい。 もう、世界は終わるのかも知れないから──。
「奇跡の海」(96)でカンヌ国際映画祭グランプリ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)で同映画祭パルムドールを受賞した鬼才、ラース・フォン・トリアー監督の最新作。ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』をバックに映し出される異様なまでに美しく荘厳な地球の最期。そこで試される静謐(せいひつ)なる魂の救済、深淵なる孤独と絶望。それらを圧倒的な映像美で描き、観る者の奥底にある暗部をえぐり、感情を揺さぶり、そして心を鷲掴みするトリアー監督渾身の人間ドラマである。
主人公ジャスティンに「マリーアントワネット」「スパイダーマン」シリーズのキルスティン・ダンスト(本作で第64回カンヌ国際映画祭主演女優賞を獲得)。ジャスティンの姉・クレアには「恋愛睡眠のすすめ」「アンチクライスト」のシャルロット・ゲンズブール。他にTVドラマ「24 -TWENTY FOUR-」のキーファー・サザーランド、シャーロット・ランプリング、ジョン・ハートなど、世界各国の名立たる俳優が共演。
姉クレアと、その夫ジョンの豪華な邸宅で盛大な結婚パーティーを行うジャスティン。伴侶となるマイケルと共に皆に祝福されて幸せなはずのジャスティンは、ある種の空しさに駆られていた。そして、巨大な惑星メランコリアが地球に向けて近づいていることを知り、焦燥や絶望ではなく、何故か、心が軽くなっていく感覚を覚える。だがそれは同時に、メランコリアが世界の終わりをもたらすことをも意味していた──。