モントリオールに暮らすソフィ、25才。仕事運にも男運にも恵まれず、一人きりの休暇をどう過ごすかを考えていた矢先、知人に薦められ期間限定のアパート交換サイト“switch.com”を見つける。サイトで知り合った、パリ在住のベネディクトという女性のアパートと交換し、ソフィは憧れのパリへと旅立つ―。
パリに到着したソフィは、その夜ベネディクトのアパートで眠りにつくが、翌朝、異国の優雅なバカンスは悪夢へと変貌する。別室で頭部のない男性の死体が発見され、ソフィは殺人容疑者ベネディクトとして逮捕されたのだ。警察に事情を説明するものの、凶器にはソフィの指紋が付着し、ベネディクト名義のパスポートには彼女の写真が貼られていた。このときソフィはすべてを悟った。見知らぬ殺人鬼にアパートのみならず、身元まで“スウィッチ”されてしまったことを…。何故自分なのか、ベネディクトとは一体何者なのか。そして事件は猟奇性をはらんだ想像を絶する驚愕の真実へと繋がっていく…。
新着映画情報
カリーヌ・ヴァナッス |
監督:フレデリック・シェンデルフェール |
2011/フランス/シネマスコープ/ドルビーデジタル/100分/字幕翻訳:丸山垂穂 |
もうひとりの自分。それは、殺人鬼の私―。
若く美しいヒロインをロマンティックな旅に誘うきっかけとなる<アパート交換サイト>とは、実際に欧米では多くの旅行者が利用している“ホーム・エクスチェンジ”の一種。 身元乗っ取りに遭い殺人の容疑者となってしまう主人公ソフィ役に抜擢されたのは、カナダのケベックを拠点に活動する新進女優カリーヌ・ヴァナッス(第30回ジニー賞主演女優賞受賞「Polytechnique」)。取り逃がしたソフィを追跡しながら、執念深く事件の真相を探るフォルジェ警部に扮するのは、元マンチェスター・ユナイテッドの伝説的ストライカー、エリック・カントナ(「エリックを探して」)。監督は、「スパイ・バウンド」(04)「裏切りの闇で眠れ」(06)のフレデリック・シェンデルフェール。またシェンデルフェール監督とともに脚本を練り上げたのは、「クリムゾン・リバー」の原作者ジャン=クリストフ・グランジェ。
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