1942年、ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人一斉検挙。それから60年後、ジャーナリストのジュリアは、アウシュビッツに送られた家族について取材するうちに、収容所から逃亡した少女サラについての秘密を知る。サラが自分の弟を守ろうと、納戸に鍵をかけて弟を隠したこと。そして、そのアパートは現在のジュリアのアパートだったこと。時を越え、明らかになった悲しい真実が、ジュリアの運命を変えていくことになる―。
新着映画情報
『サラの鍵』
原題:Sara’s Key
配 給 : | ギャガ |
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公開日: | 2011年12月17日 |
映画館: | 銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー |
クリスティン・スコット・トーマス |
監督:ジル・パケ=ブレネール |
2010/フランス/シネマスコープ/ドルビーデジタル、ドルビーSR/111分 |
少女は弟を納戸に隠して鍵をかけた。すぐに戻れると信じてー
パリでユダヤ人が“ヴェルディヴ(屋内競輪場)”に収容された悲劇を描いた衝撃のベストセラーを、自らのドイツ系ユダヤ人祖父が収容所で亡くなったという、37歳の若手新鋭監督ジル・パケ=ブレネールが映画化。監督の本作への思い入れは強く、「1995年、フランス国家がユダヤ人迫害に加担していたという事実をシラク大統領が演説で明らかにし、国民は衝撃を受けたんだ。それは一体どのように行われたのか、そのことを深く考えて欲しい。これは現代にも通じる問題なんだ」と語る。2010年、第23回東京国際映画祭にて最優秀監督賞と観客賞のW受賞。
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