アダム、27歳。仕事は、シアトルの公営ラジオ局での番組制作。ジョギング中も赤信号では迷わず止まる、絵に描いたような律儀な性格だ。酒もたばこもやらない"普通"の青年アダムに突然告げられた病気は「悪性神経鞘腫 神経線維肉腫」、わかりやすく言えば、"ガン"だった。27歳という若さで、5年生存率50%のまさかの余命宣告。
その日から、アダムの生活環境は一変。よそよそしい会社の同僚たち、看病の重圧に負けそうな恋人レイチェル、同居を迫る世話焼きの母親…。病気のアダムに気遣って誰も今までどおりに接してくれない、ただ一人女好きの親友カイルをのぞいては。カイルと一緒に病気を"ネタ"にナンパしたり、新米セラピスト、キャサリンとの手探りセラピーを通して、"ガン"の日々を笑い飛ばそうとするアダム。しかし刻一刻と進行する病魔に、やがてアダムは平穏を装うことができなくなる・・・。
新着映画情報
『50/50 フィフティ・フィフティ』
原題:50/50
配 給 : | アスミック・エース |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2011年12月01日 |
映画館: | TOHOシネマズ 渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー |
ジョセフ・ゴードン=レヴィット |
監督:ジョナサン・レヴィン |
2011/アメリカ/ヴィスタビジョン/ドルビーデジタル/100分/PG12 |
27歳 生存率50%のガン宣告。人生、あきらめるには早すぎる!
ガンを克服した脚本家ウィル・レイサーの実体験にインスパイアされた映画。病という“非日常”でありながらも続いていく“日常”、そんな不安定な状態だからこそ見えてくる人間の本質を、余命を宣告された一人の青年とその周囲の人たちの行動・言動を通して、ユーモラスかつエモーショナルに描いた。
監督を務めたのは、ミシェル・ゴンドリー、ウェス・アンダーソンら若手監督に続く新たな才能ジョナサン・レヴィン。難病モノがもつ重さや押しつけがましさを軽減させ、シリアスとコメディを絶妙なバランスで仕上げることに成功した。ガンを宣告される主人公アダムには「(500日)のサマ―」や「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィット。病魔に絶望を抱きながらもやがて人生に希望を見出していく青年を熱演。
製作総指揮は、ネイサン・カヘイン(「JUNO/ジュノ」「主人公は僕だった」)とウィル・レイサー自身が務め、【生存率50%の中で、人はいったい何を考え、誰を想うのか?】というドラマに説得力を与えている。
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