沖縄で小さな弁当屋「あじさい弁当」を営む大城陽。陽は、弁当を買いに来る高校生たちがバンドの練習をする場所がないことを知り、弁当屋のガレージをスタジオにすることに。「このスタジオと機材、自由に使っていい。お金はいらない。ただ条件がある。挨拶をすること。赤点は絶対取らないこと。人の痛みがわかる人間になること--」高校生たちは、いつしか陽を“にぃにぃ”と呼び、慕うようになり練習に没頭するのだが・・・。
新着映画情報
阿部寛 |
監督:熊澤誓人 |
2011/日本/ヴィスタビジョン/ドルビーデジタル/114分 |
美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)で有名な沖縄県本部町にある、全てが無料の音楽スタジオ、「あじさい音楽村」。数々のアーティストを輩出し、今も多くの若者が集うこのスタジオは、現地で弁当屋「あじさい弁当」を営んでいた仲宗根陽(なかそねひかる)さんによって、98年に作られた。それは夢を持つ高校生たちを応援したい一心から---。数年後、仲宗根さんは志半ばで病に倒れる。自らの余命を知りながらも懸命に若者を信じ愛し続けた仲宗根さんと、彼から“生きること”や“夢を追いかけること”の大切さを教えられる若者たち。「天国からのエール」は、この小さな町で起きた大きな感動の実話の映画化である。
(c)2011『天国からのエール』製作委員会