スペイン内戦下のマドリード。喜劇役者のホルヘは、爆撃により愛する妻と息子を失った。深い悲しみとともにマドリードを離れ、内戦が終わった1年後、劇団に戻ってきたホルヘは、相方の腹話術師エンリケと再会する。そして、戦争で両親を失いエンリケに引き取られていたミゲルという少年とともに3人で暮らすことに。食べることさえままならない厳しい生活の中、つつましく暮らす3人。そんな生活の中で、ホルヘは、亡くした息子と同じ年頃のミゲルを、息子を亡くした寂さのままに冷たく突き放してしまうのだが、それでもミゲルは、ホルヘを慕い、必死に芸を覚えようとした。
一方、内戦終了後、フランコ政権は反体制派に対して厳しい弾圧を行っていた。1年間マドリードを離れていたホルヘは、あろうことか、反フランコ政権の襲撃事件に関与したとして、要注意人物としてマークされてしまうのだった・・・。
新着映画情報
『ペーパーバード 幸せは翼にのって』
原題:Pajaros de papel
配 給 : | アルシネテラン |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2011年8月 |
映画館: | 銀座テアトルシネマ他にてロードショー |
イマノル・アリアス |
監督:エミリオ・アラゴン |
2010/スペイン/シネマスコープ/123分/字幕翻訳:林かんな |
いつか、君と舞台に立とう。人生という名の曲とともに。
第34回モントリオール世界映画祭で観客賞を受賞。監督は、代々続くサーカス・アーティストの家系で、スペインの国民的芸能一家出身のエミリオ・アラゴン。主人公ホルヘと少年ミゲルの間に芽生える深い絆を、温かく、そしてどこか懐かしいタッチで描く。主演は、ホルヘ役にイマノル・アリアス(「私の秘密の花」(95))、少年ミゲルには「永遠のこどもたち」(07)の天才子役ロジェール・プリンセプ。
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