中学野球の天才ピッチャーと称されながら、突然聴覚を失ったミョンジェ。二度と野球はしないと誓い、ろう学校のソンシム学校高等部へ通っていた。その高等部にも野球部はあったが、わずか10人の弱小チーム。そこへ暴行事件で謹慎処分になった国民的スター投手サンナムがコーチとしてやってくる。コーチ業に全く乗り気のしないサンナムだったが、ある晩、人知れず投球練習をするミョンジェの姿を目撃し、野球への情熱を思い出す。「一緒に野球をやろう」と筆談で説得するサンナムに、ミョンジェも母親の反対を振り切り、再び野球を始めることを決意する。
「自分ひとりの力で勝てる」と強豪校との初試合に臨んだミョンジェだが、結果は32対0で大敗。チームプレイの大切さを学んだミョンジェと選手たちは、本気で「勝ちたい」と願い、サンナムコーチの下、厳しい練習に励む。そして、強豪校と再戦する日がやって来た・・・。
新着映画情報
『ホームランが聞こえた夏』
原題:G-LOVE
配 給 : | CJ Entertainment Japan |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2011年08月27日 |
映画館: | シネマート新宿、銀座シネパトスほか全国ロードショー |
チョン・ジェヨン |
監督:カン・ウソク |
2011/韓国/シネマスコープ/ドルビーSRD/144分/日本語字幕:根本理恵 |
音のない世界で、青空を見つけた。
音を失った天才野球少年と選手生命の危機にあるスター投手が、ろう学校野球チームと出会って生まれた奇跡。
「シルミド/SILMIDO」のカン・ウソク監督が今回、挑んだのは、実在するソンシム学校高等部・野球部での実話をベースにしたヒューマンドラマ。日本と同様、韓国でも野球の人気は高いが、4,000以上の高校に野球部がある日本とは異なり、韓国の高校野球部は全国でも50数校のみ。少数精鋭制を採り、プロ野球予備軍としての要素が強い。“韓国の甲子園”と称される高校野球全国大会「鳳凰杯」にも地区予選はなく、“全国大会レベル”の全高校が出場する。ソンシム学校高等部の野球部は、2002年に9人の選手で創部され高校野球部として正式登録、以後、強豪たちの集う全国大会での一勝を目指し、いまもグラウンドで汗を流している。
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