新着映画情報
『ちいさな哲学者たち』
原題:Just a Beginning
配 給 : | ファントム・フィルム |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2011年07月09日 |
映画館: | 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー |
ジャック・プレヴェール幼稚園の |
監督:ジャン=ピエール・ポッツィ |
2010/フランス/ヴィスタビジョン/ドルビーSRD/103分 |
「“愛”ってなあに?」、「“自由”ってどういうこと?」
フランス、パリ近郊のZEP(教育優先地区)にあるジャック・プレヴェール幼稚園。そこでは、3歳〜5歳の子どもたちが哲学を学ぶという世界的に見ても画期的な取り組みが行われていた。幼児クラスを受け持つパスカリーヌ先生は、月に数回、ろうそくに火を灯し、子どもたちを集める。みんなで輪になって座り、子どもたちは生き生きと、屈託なく、時におかしく、そして時に残酷な発言をもって色々なテーマについて考える。「愛ってなに?」、「自由ってどういうこと?」、「大人はなんでもできるの?」…。 時には睡魔に襲われつつも、たくさん考え、たくさん話し合っていくうちに湧いてくる“言葉たち”。そして授業を通して、お互いの言葉に刺激を受け、他人の話に耳を傾けること、そして意見は違っても、自分たちの力で考える力を身につけてゆく。
男女関係や、貧富の差、人種の問題などフランスならではの社会的テーマを語りあう子どもたち、試行錯誤しながらも、この画期的な取り組みを行う教師、そして、子どもたちとともに成長する家庭。いま日本の教育現場でも議論の対象になっている“考える力”とは?子どもたちに本当に必要なものとは何なのか? 子どもたちの無限の可能性を引き出すドキュメンタリーが誕生した。
(c) Ciel de Paris productions 2010